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貿易展望だよりNO.57 フロント企業の見分け方(2017年9月)
                                                                                     
 昨今、北朝鮮問題が連日トップニュースとして、報道されています。既に、日本は北朝鮮とは輸出入共に、全面禁止となっていますが、日本は、北朝鮮が欲する貨物の宝の山であることは間違いないでしょう。では、北朝鮮はどうやって欲しい貨物を手に入れようとしているのか・・ご想像の通り、第三国を介しての輸入、即ち、迂回輸入ということになります。そこで、登場してくるのがいわゆるフロントカンパニーです。聞きなれない言葉かもしれませんが、フロントカンパニーとは、実体のない会社という程度の意味とご理解ください。
 例えば、ある国から新規の引合いが来たとしましょう。この引合いがフロントカンパニーからのものかどうか、どうやって見極めていったら良いか・・ということになります。以下、安全保障に限りませんが、フロントカンパニーの特徴を述べてみましょう。


1.自社のことを話したがらない企業
 どうして、皆様の会社の製品に引合いを出してきたのか、その背景や理由を問い合わせても、明確には説明しない筈です。


2.最終需要家を明かさない企業
 当然のことながら、最終需要家の名前等の詳細は話さないでしょう。

3.ホームページ(HP)を持っていない企業
 フロントカンパニーでもHPを持っている場合も有り得ますが、そうであっても内容が漠然としていますので、変だな・・と思われる筈です。


4.信用調査会社に調査を依頼しても情報が出てこない企業 
 取引を始める前には、DUN & BRADSTREET等の信用調査会社に調査を依頼されるでしょうが、当然のことながら、情報は出てきません。
 
 
​ 他にも、いろいろとチェックしていく方法はありますので、皆様独自の方法を確立することも可能かと考えます。一言で申し上げるならば、怪しいと感じたら、近付かないことが肝心です。
 
本編はTRADETAX国際税務会計事務所のホームページ(http://www.japn-jil.com)に寄稿したものです。


http://www.bouekitenbou.com/no571250112525125311248820225269891239835211209981236926041.htmlNO.57 フロント企業の見分け方
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